

新潟の米づくり
(水と土との闘いから美田化へ)
1950年頃の新潟平野では、度重なる大河の氾濫でできた湿原の中で、先人たちは腰まで浸かりながら米づくりの苛酷な作業を強いられていました。
しかし、不屈の精神と創造性を発揮しながら、世界トップレベルの排水技術により、泥田を日本有数の美田へ変貌させました。
こうした苦労と品種改良によって作り出されたお米が、世界有数のプレミアムライスと称される“コシヒカリ”です。新潟は量・質ともに日本一であり、現在は環境に配慮した米づくりが行われています。
![]() 腰まで浸かっていた農作業
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![]() 日本有数の美田に変貌
![]() プレミアムライス“コシヒカリ”
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米を中心とした
食文化の最高峰
新潟市の人々は、“コシヒカリ”を近海で獲れる新鮮な魚介類を使った寿司や四季折々の豊富な地元食材を使った郷土料理などで味わい、楽しんでいます。
また、本市を訪れる人々は、古くから港町の歴史と共に発展してきた料亭料理や華やかな芸妓の舞を季節に応じた豊かな食事空間で堪能しています。
こうした新潟の食を楽しむ際は日本酒が欠かせません。新潟では特定名称酒といわれる高品質な日本酒が生産されています。
また、市内では、民間企業や関係団体により、にいがた食の陣・酒の陣、うまさぎっしり博などが開催され、食文化を楽しむイベントとして盛り上がりをみせています。
![]() 市内15の蔵元が生み出す酒
![]() 新潟すし三昧
「極み」 |
![]() 料亭料理を彩る新潟古町芸妓
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食文化を中心とした
交流と世界貢献
(新潟モデルの発信)
食と花の世界フォーラムや、日本で唯一の食の顕彰事業である「食の新潟国際賞」、2014年6月にグランドオープンした、食や農をテーマにした拠点施設の整備など、米を中心とした食文化をさらに磨き育む新潟ならではの様々な取組を展開し、国内外に発信しています。
今後も米づくりの技術や被災地への食料支援、非常食の開発など、本市の食に関する多様な取組を生かして世界貢献に努めます。
![]() 食と花の世界フォーラムにいがた
![]() 食の新潟国際賞 受賞者
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![]() 食や花を学び、楽しみ、発信する
「いくとぴあ食花」 |
![]() 6次産業化の支援や農業体験の拠点
「アグリパーク」 |
![]() 災害時にも活躍する無菌化包装米飯
![]() 日本初の公立教育ファーム
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